過去10年のリーディングトレーナーランキングを振り返ってみた
中央競馬の調教師とは、美浦・栗東の各トレーニングセンター内に厩舎を設け、競走馬を管理する方です。
ただ、調教師は騎手と違ってレースには直接関わらないため、表に出る場面が少なく「あの名馬の主戦騎手は知っているけど、調教師って…」など、あまり知られていないことが多いのではないでしょうか。
また、肖像権・パブリシティ権に配慮し、特定の人物に類似させるための学習データ使用やプロンプト調整等はおこなっておりません。
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・Juggernaut XL(KandooAI)
そこで今回は、調教師にスポットを当て過去10年のリーディングトレーナーランキングトップ5を振り返ってみたいと思います。
また、その年の主な管理馬も合わせて紹介していきますので、是非とも最後までお楽しみください。
| 順位 | 調教師名 | 勝利数 | 主な管理馬 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 矢作 芳人調教師 | 54勝 | サトノプリンシパル |
| 2位 | 藤沢 和雄調教師 | 53勝 | スピルバーグ |
| 3位 | 角居 勝彦調教師 | 51勝 | ラキシス |
| 4位 | 池江 泰寿調教師 | 49勝 | ワールドエース |
| 5位 | 松田 博資調教師 | 49勝 | ハープスター |
※同勝利数の場合は、2着数の多い方が上位となります。以下同じ。
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2014年は、矢作芳人調教師が初となるリーディングトレーナーに輝きました。
なお、この年の矢作厩舎のJRA重賞勝利数はゼロですが、それでもリーディングトップは凄いです。
そして、惜しくも1勝差の第2位は藤沢和雄調教師でした。
藤沢調教師は1993年から2009年までの間に12回のリーディングトレーナーに輝くなど長らく日本のトップトレーナーに立たれていましたが、今思うと徐々に新しい時代の幕開けとなり始めたのもこの頃だったのかも知れません。
| 順位 | 調教師名 | 勝利数 | 主な管理馬 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 堀 宣行調教師 | 54勝 | ドゥラメンテ |
| 2位 | 池江 泰寿調教師 | 49勝 | ラブリーデイ |
| 3位 | 藤原 英昭調教師 | 48勝 | ストレイトガール |
| 4位 | 友道 康夫調教師 | 42勝 | クラリティスカイ |
| 5位 | 矢作 芳人調教師 | 41勝 | リアルスティール |
第1位に輝いたのは、2011年にJRA賞最高勝率調教師を受賞している堀宣行調教師です。
厩舎開業が2003年ですので、開業から12年でリーディングトレーナーを初受賞しました。
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なお、この年の堀調教師の管理馬はクラシック2冠馬のドゥラメンテ、また、G1を6勝し年度代表馬に輝いたモーリスと、現在トップクラスの種牡馬として活躍している名馬ばかりですよね。
| 順位 | 調教師名 | 勝利数 | 主な管理馬 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 矢作 芳人調教師 | 57勝 | リスグラシュー |
| 2位 | 藤沢 和雄調教師 | 51勝 | ソウルスターリング |
| 3位 | 池江 泰寿調教師 | 45勝 | サトノダイヤモンド |
| 4位 | 音無 秀孝調教師 | 45勝 | ミッキーアイル |
| 5位 | 堀 宣行調教師 | 44勝 | モーリス |
2016年は、矢作調教師が2年ぶりにリーディングトップへ返り咲きました。
そんな矢作調教師は、騎手の起用に関して馬の適性を見抜いたうえでその馬に合った騎手を騎乗させることを優先とし、決してリーディング上位の騎手だからといって起用することは絶対にしたくないと述べられています。
馬の適性を見極め、馬に最適な騎手を起用する。
これがリーディングトレーナーにつながっているのかも知れませんね。
| 順位 | 調教師名 | 勝利数 | 主な管理馬 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 池江 泰寿調教師 | 63勝 | サトノアラジン |
| 2位 | 藤原 英昭調教師 | 55勝 | ルペールノエル |
| 3位 | 角居 勝彦調教師 | 54勝 | キセキ |
| 4位 | 国枝 栄調教師 | 48勝 | タンタアレグリア |
| 5位 | 堀 宣行調教師 | 48勝 | サトノクラウン |
2017年の第1位は、池江泰寿調教師でした。
なお、池江泰寿調教師の父は、ディープインパクトやメジロマックイーン、ステイゴールドをはじめ多くの名馬を管理した池江泰郎元調教師です。
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また、池江泰寿調教師は武豊騎手と幼馴染であり、同級生の間柄でもあります。
| 順位 | 調教師名 | 勝利数 | 主な管理馬 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 藤原 英昭調教師 | 58勝 | エポカドーロ |
| 2位 | 中竹 和也調教師 | 56勝 | サートゥルナーリア |
| 3位 | 矢作 芳人調教師 | 54勝 | リスグラシュー |
| 4位 | 藤沢 和雄調教師 | 52勝 | レイデオロ |
| 5位 | 堀 宣行調教師 | 49勝 | ストロングバローズ |
2018年は、これまで2010年のエイシンフラッシュ、2021年のシャフリヤールで2度もダービートレーナーに輝いている藤原英昭調教師が初のリーディングトレーナーに輝きました。
そんな藤原調教師は福永祐一調教師との仲が良く、福永調教師が調教師試験に合格した際、技術調教師としての修業期間に藤原厩舎を希望しました。
しかし、藤原調教師は「所属した厩舎の色が付いてしまうから、フリーで行くように」と所属することを断ったとのエピソードがあります。実に男気深い話ですね。
| 順位 | 調教師名 | 勝利数 | 主な管理馬 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 安田 隆行調教師 | 62勝 | ダノンスマッシュ |
| 2位 | 矢作 芳人調教師 | 54勝 | ラヴズオンリーユー |
| 3位 | 堀 宣行調教師 | 54勝 | サリオス |
| 4位 | 中内田 充正調教師 | 48勝 | ダノンファンタジー |
| 5位 | 藤沢 和雄調教師 | 46勝 | タワーオブロンドン |
騎手時代には、名馬トウカイテイオーに騎乗し、日本ダービー(G1)を制したことでも有名である安田隆行調教師が、2019年に初のリーディングトレーナーとなりました。
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安田隆行調教師は、2024年3月5日に定年のため惜しまれつつ調教師を引退されましたが、次男の安田翔伍調教師が同年の日本ダービーをダノンデサイルで制し、史上最年少ダービートレーナーとなりましたので、今後は同じ安田でも”翔伍”調教師に注目が集まりそうですね。
| 順位 | 調教師名 | 勝利数 | 主な管理馬 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 矢作 芳人調教師 | 53勝 | コントレイル |
| 2位 | 友道 康夫調教師 | 50勝 | ユーキャンスマイル |
| 3位 | 堀 宣行調教師 | 48勝 | サリオス |
| 4位 | 安田 隆行調教師 | 46勝 | ダノンザキッド |
| 5位 | 藤沢 和雄調教師 | 46勝 | グランアレグリア |
2020年は、コロナ禍の影響で無観客でのレースが続きました。
そんな中で4年ぶりにリーディングトレーナーへ返り咲いた矢作調教師の管理する代表馬といえば、父仔2代で無敗の三冠馬となったコントレイルでしょう。
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もちろん、コントレイルは種牡馬としての期待が大きいですので、是非ともその産駒たちが矢作厩舎で活躍するシーンをみてみたいです。
| 順位 | 調教師名 | 勝利数 | 主な管理馬 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 中内田 充正調教師 | 54勝 | ダノンファンタジー |
| 2位 | 矢作 芳人調教師 | 52勝 | コントレイル |
| 3位 | 友道 康夫調教師 | 48勝 | ドウデュース |
| 4位 | 国枝 栄調教師 | 48勝 | アカイトリノムスメ |
| 5位 | 手塚 貴久調教師 | 45勝 | シュネルマイスター |
2021年は、中内田充正調教師が2014年の開業からわずか7年で初のリーディングトレーナーとなりました。
また、翌年早々にはJRA通算300勝を達成していますが、これは、開業から7年11か月と6日での達成となり、池江泰寿調教師の8年2か月と27日を上回る現役最速です。
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なお、この年にランクインしませんでしたが、藤沢調教師は日本を代表する調教師として翌年の2022年2月28日を以て調教師を引退されました。
調教師としての通算1,570勝は凄い記録です。
| 順位 | 調教師名 | 勝利数 | 主な管理馬 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 矢作 芳人調教師 | 59勝 | パンサラッサ |
| 2位 | 清水 久嗣調教師 | 52勝 | ホッコーメヴィウス |
| 3位 | 中内田 充正調教師 | 48勝 | リバティアイランド |
| 4位 | 杉山 晴紀調教師 | 47勝 | ジャスティンパレス |
| 5位 | 池江 泰寿調教師 | 47勝 | ジャンダルム |
2014年からの9年間で実に4回もリーディングトレーナーに輝いた矢作調教師。
調教師は調教師にしかできない仕事に専念し、現場のことはスタッフに任せ、必要以上に介入すべきではないとの考えを持っているとのことです。
なお、この年は管理するパンサラッサでドバイターフ(首G1)を制したことで『世界の矢作』の名を確立させましたよね。
| 順位 | 調教師名 | 勝利数 | 主な管理馬 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 杉山 晴紀調教師 | 55勝 | ジャスティンパレス |
| 2位 | 矢作 芳人調教師 | 51勝 | フォーエバーヤング |
| 3位 | 中内田 充正調教師 | 48勝 | リバティアイランド |
| 4位 | 木村 哲也調教師 | 44勝 | イクイノックス |
| 5位 | 友道 康夫調教師 | 41勝 | ドウデュース |
2023年に初のリーディングトレーナーに輝いたのは、杉山晴紀調教師でした。
杉山調教師は、ダンスインザダークが勝った1996年の菊花賞(G1)をみて感動し、調教師を目指したそうです。
そして、2015年に5回目の挑戦で調教師試験に合格し、2020年には、デアリングタクトで史上初の無敗の牝馬三冠を達成した凄腕の調教師ですので、2024年以降も目が離せない厩舎となりそうです。
今回は、過去10年のリーディングトレーナーランキングを紹介しました。
こうしてランキングを振り返ると、藤沢元調教師から矢作調教師に、そして40代の若手調教師が頭角を現すなど、時代とともに調教師の世界においても変革がみられます。
また、肖像権・パブリシティ権に配慮し、特定の人物に類似させるための学習データ使用やプロンプト調整等はおこなっておりません。
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また、2024年3月にはあの福永祐一調教師がデビューしました。
今後は、騎手時代と違い裏方としてターフを賑わせる存在でありながらランキングに入ってくることに期待したいですね。