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エイシンフェンサー現役引退が発表
2026年2月6日、エイシンフェンサーの現役引退が発表されました。走ることが仕事の競走馬にとって「引退」は、次のレース予定以上に大きな節目です。出走表や追い切りの話題で週末に気持ちが向きがちな時期だからこそ、このニュースは静かに胸へ刺さります。
今回の発表で印象的なのは、管理する吉村調教師のコメントです。
「ここまでよく走ってくれました」
短い言葉ですが、そこには関係者が積み重ねてきた日々が詰まっています。順調な日ばかりではなく、状態を見極め、選択を重ね、無事にターフへ送り出す。その繰り返しの先にある「区切り」を、あえて大げさにせず、まっすぐに伝えた一言だと受け止めたいところです。
引退発表は、ファンにとっては“もう見られない”という寂しさを伴います。一方で、競走馬が次のステージへ進むための決断でもあります。だからこそ、今日のニュースは悲しいだけで終わらせたくありません。これまでの一走一走に、厩舎、牧場、獣医、装蹄師、そして騎手まで、多くの手が関わっていたことを思い出すきっかけにもなります。
エイシンフェンサーという名前が、レース場の電光掲示板から消える日が来る。そう考えるとやはり寂しいですね。でも、最後に届けられたのが「よく走ってくれました」という言葉だったことは救いです。今日の発表は、競馬が“勝ち負け”だけではないことを、改めて教えてくれました。