2,000mでもっとも速いのは誰?歴代中距離ランキング
前々回の歴代スプリントランキング、前回のマイル王ラインキングに続く第3弾として、今回は「2,000メートルでもっとも速いのは誰?」と題して歴代中距離ランキングを紹介したいと思います。
日本競馬において、2,000メートルのG1レースといえば天皇賞・秋(G1)や大阪杯(G1)、そして3歳限定G1となる皐月賞(G1)と秋華賞(G1)が該当します。
また、肖像権・パブリシティ権に配慮し、特定の人物に類似させるための学習データ使用やプロンプトの調整等はおこなっておりません。
[使用ツール・モデル]
・DALL·E 3
・Firefly
・StableDiffusion
・Juggernaut XL(KandooAI)
今回も歴代のG1勝ち馬に芝2,000メートル戦の重賞をもっとも勝利した競走馬、1番速く駆け抜けたタイムを持つ競走馬など、歴代の中距離王を紹介していきますので、ぜひ最後までお楽しみください。
まずは、中距離G1レースがどのようなレースなのかを紹介します。
古馬だけではなく、3歳馬も含めた「秋の中距離王決定戦」に位置付けられる天皇賞・秋とは、東京競馬場・芝2000メートルを舞台に古馬最高の栄誉をかけて行われる長い歴史と伝統を誇るレースです。
また、肖像権・パブリシティ権に配慮し、特定の人物に類似させるための学習データ使用やプロンプトの調整等はおこなっておりません。
[使用ツール・モデル]
・DALL·E 3
・Firefly
・StableDiffusion
・Juggernaut XL(KandooAI)
施行距離は、1938年から1983年まで現在の天皇賞・春と同様に芝3,200メートルで行われていました。
しかし、1984年から芝2,000メートルに短縮されると、当時は今とは違い距離が長いほど優秀な競走馬として扱われていたため、距離変更には賛否両論があったそうです。
距離短縮後は、先述の通り中距離の最強馬決定戦として位置付けられ施行時期も長年11月下旬で定着していましたが、1981年から10月下旬から11月初旬に繰り上げられています。
そして、2000年よりジャパンカップ(G1)、有馬記念(G1)とともに「秋の古馬三冠レース」とされ、同一年に3つのレースを全て優勝した競走馬には、褒賞金が贈られるようになりました。
ちなみにこれを達成した競走馬は、これまでテイエムオペラオーとゼンノロブロイの2頭だけです。
秋の古馬三冠レースについて詳しく知りたい方は、別記事でも紹介していますので、合わせてお読みください。
次に大阪杯とは、1964年にサンケイ大阪杯(当時はOP)との名称で毎年3月に阪神競馬場の芝1,800メートルで行われていました。
その後、何度か距離・開催時期の変更を経て、1972年に現行距離の2,000メートルとなり、1981年には開催時期が桜花賞の前週に移されます。
そして1989年から産経大阪杯(G2)と改称されると、2016年までは天皇賞・春(G1)や宝塚記念(G1)といった古馬G1レースの重要なステップレースとして行われ、2017年に現在の大阪杯となりました。
また、肖像権・パブリシティ権に配慮し、特定の人物に類似させるための学習データ使用やプロンプトの調整等はおこなっておりません。
[使用ツール・モデル]
・DALL·E 3
・Firefly
・StableDiffusion
・Juggernaut XL(KandooAI)
これにより、古馬にとっては「春の中距離王決定戦」に位置付けされましたが、G1レースとしては、まだ比較的歴史の浅い部類となります。
なお、冒頭にもお伝えしました通り、日本中央競馬会(以下JRAに略)の芝中距離G1レースには皐月賞と秋華賞も該当しますが、これらのレースは3歳および牝馬限定となっているため春秋中距離制覇の条件には該当しません。
よって、ここでは割愛させていただきますので、あらかじめご了承ください。
それでは、次に天皇賞・秋と大阪杯を連覇した名馬たちを一覧表にしました。
◆天皇賞・秋を連覇した競走馬
| 競走馬名 | 優勝した年 |
|---|---|
| シンボリクリスエス | 2002年、2003年 |
| アーモンドアイ | 2019年、2020年 |
| イクイノックス | 2022年、2023年 |
◆大阪杯を連覇した競走馬
| 該当馬なし |
|---|
◆同一年に春秋中距離G1制覇を達成した競走馬
| 競走馬名 | 優勝した年 |
|---|---|
| キタサンブラック | 2017年 |
こうして表をみますと、天皇賞・秋の施行距離が2,000メートルに変更されてから約40年が経ちますが、連覇を達成したのはわずか3頭だけです。
これは、単純に13年に1度の確率で連覇する競走馬が現れる計算となりますので、連覇することが如何に難しいか、お分かりいただけるかと思います。
なお、大阪杯につきましてはG1レースに格付けされてから7年しか経っていませんので、現時点で連覇した競走馬はいません。
また、昨今ではドバイワールドカップデーや香港のクイーンエリザベス2世カップ(香G1)などの海外競馬と日程が重なるため、大阪杯に出走する有力馬が少ないことも懸念されています。
よって、今後の大阪杯は開催時期の見直しなどが必要となってくるかもしれませんね。
次に芝2,000メートル戦において、どれだけ多くの重賞をどの競走馬が勝利したのかを一覧表にしました。
| 勝ち数 | 競走馬名 | 勝ち鞍 ()内は勝利した年 |
|---|---|---|
| 5勝 | エアグルーヴ | マーメードステークス(1997)、札幌記念(1997、1998)、天皇賞・秋(1997)、産経大阪杯(1998) |
| 4勝 | サイレントハンター | 新潟大賞典(1998、2001)、中山金杯(1999)、産経大阪杯(1999) |
| 4勝 | タップダンスシチー | 朝日チャレンジカップ(2002)、金鯱賞(2003、2004、2005) |
| 4勝 | ヤマカツエース | 福島記念(2015)、中山金杯(2016)、金鯱賞(2016、2017) |
※JRAの重賞レースのみ(海外および地方は除く)
ここで第1位となったのは、日本が誇る名牝・エアグルーヴの5勝でした。
特に1997年の天皇賞・秋、牝馬劣勢といわれていた時代において並みいる強豪牡馬たちを蹴散らしたことは、まさに時代の変革となりました。
また、4勝で第2位となったのは、53戦11勝と長きに渡り活躍したサイレントハンターやヤマカツエースといったG1レースにあと一歩届かなかった懐かしい名馬たちが顔を揃えています。
さらには、同じく第2位で金鯱賞を3連覇したタップダンスシチーは、2003年のジャパンカップ(G1)と2004年の宝塚記念(G1)で逃げ切り勝ちを収め、多くの競馬ファンを魅了しましたね。
なお、3勝した競走馬については、ディープインパクトなどをはじめ、全部で33頭います。
続いて、芝2,000メートル戦でもっとも速くゴール板を駆け抜けた競走馬をランキング形式で表にしました。
| 順位 | 年月日 | レース名 | 競走馬名 | 騎手()内斤量 | 走破タイム |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 2023年10月29日 | 天皇賞・秋 | イクイノックス | ルメール(58) | 1分55秒02 |
| 2位 | 2011年10月30日 | 天皇賞・秋 | トーセンジョーダン | ピンナ(58) | 1分56秒01 |
| 3位 | 2019年10月27日 | 天皇賞・秋 | アーモンドアイ | ルメール(56) | 1分56秒02 |
| 4位 | 2001年07月14日 | NiLS21S | ツジノワンダー | 柴田善臣(57) | 1分56秒04 |
第1位は、まだ記憶に新しい競馬ファンの方も多いと思いますが、2023年の勝ち馬イクイノックスです。
レースではパンサラッサが大逃げをみせ、猛追した2022年とは打って変わり、残り400メートル付近で抜け出すと独走態勢からそのまま後ろを寄せ付けずにゴールしました。
そして勝ちタイム1分55秒2は、従来の記録を0.9秒も塗り替える日本レコードとなったのです。
今後、このタイムを塗り替える名馬は現れるのでしょうか。
それほど、とてつもなく速すぎる大記録といえるでしょう。
今回は、2,000mでもっとも速いのは誰?と題しまして、歴代中距離ランキングを紹介しました。
また、肖像権・パブリシティ権に配慮し、特定の人物に類似させるための学習データ使用やプロンプトの調整等はおこなっておりません。
[使用ツール・モデル]
・DALL·E 3
・Firefly
・StableDiffusion
・Juggernaut XL(KandooAI)
ここでもそれぞれの時代を築いた歴代の名馬がズラリと並ぶ結果となり、ランキング形式にすることで、その名馬たちの凄さを改めて実感しましたね。