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リバティアイランド墓碑、公開開始
本日8月8日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで、名牝リバティアイランドの墓碑が一般公開を開始しました。園内に新たに整えられた一角は、ファンが静かに手を合わせ、在りし日の走りを思い出すための落ち着いた空間です。待っていた方も多かっただけに、今日という日は一つの区切りになりますね。
墓碑が設置されたのは、園内の「K’sガーデン」内「ガーデナーズガーデン」。参拝はパークの営業時間内で可能です。現地ではお供え物の持ち込みは不可となっており、花や食べ物を置くことは控えるよう案内されています。訪れる際は、通行の妨げにならないように少人数で順番に、写真撮影も周囲への配慮を忘れずに行いたいところです。
圧倒的な強さで多くのレースファンを魅了した名馬に、直接「ありがとう」を伝えられる場所ができた意義は小さくありません。記念品や展示では得られない、ひと息おいて向き合える時間がここにはあります。勝負服や歓声、最後の直線での伸び脚――それぞれの胸にあるシーンをそっと取り出して、静かに頭を垂れる。そんな過ごし方が似合う場所だと感じます。
なお、園内は季節の花が彩る散策ルートも魅力です。墓碑に立ち寄ったあと、ゆっくりと園内を歩けば、競馬場とはまた違う「馬と人との距離感」を味わえます。暑い時期ですので、こまめな水分補給や日差し対策もお忘れなく。スタッフの誘導に従い、皆さんで気持ちよく場所を守っていきましょう。
リバティアイランドの名は記録だけでなく、たくさんの心に残り続けます。ファンに開かれた祈りの場所ができたことで、その思い出はより確かな形になりました。今日からの一歩一歩が、静かな追悼と感謝の連なりになっていくはずです。