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【キーンランドカップ2025】パンジャタワーが差し切り勝利!スプリンターズSへ前進
24日、札幌競馬場で行われたサマースプリントシリーズ第5戦「第20回キーンランドカップ(GIII)」は、秋のGⅠスプリンターズステークスへ直結する重要な一戦として注目を集めた。例年に増して混戦ムードが漂う中、3歳のGⅠ馬パンジャタワー(牡3・橋口慎介厩舎)が鮮やかな差し切り勝利。
16頭立ての1200メートル戦。スタートで注目されたのは、古豪ウインカーネリアンと前走逃げて結果を出していたカルロベローチェの動向だった。しかしフタを開けてみれば、先手を奪ったのは10番ウインカーネリアン。これに12番フィオライアン、15番ナムラクララ、16番カルプスペルシュらが続き、レースはハイペースで流れた。
一方のパンジャタワーは、スタートでやや後手を踏み、中団の外目からの競馬となった。斤量は57キロ、しかも周囲は年長の古馬ばかりという厳しい条件。それでも馬群の外をスムーズに追走し、4コーナーでは手応え十分に進出。
最後の直線で内から粘るウインカーネリアン、ペアポルックス、カルプスペルシュら先行勢に対し、馬場の外から一気に末脚を炸裂させたのがパンジャタワーだった。残り200mを切ったあたりで先頭を捕えると、そのまま勢いは衰えず、後続を3/4馬身抑えてフィニッシュ。
払い戻し
単勝:5番パンジャタワー 550円(2番人気)
3連単:5-6-16 30,510円(55番人気)
この勝利により、パンジャタワーはスプリンターズステークスへの優先出走権を獲得。NHKマイルカップに続く重賞連勝で、短距離路線の主役候補として名乗りを上げた。GⅠ馬としての誇りを背負い、次なる大舞台での走りにも大いに注目が集まる。