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平安ステークス2025|アウトレンジが好位抜け出しでJRA初重賞制覇

スローペース巧者・アウトレンジが堂々の差し切り勝ち


春の中距離ダート戦線を彩る伝統の一戦・平安ステークスは、先行力と立ち回りが問われる展開の中、4番人気のアウトレンジ(牡5)が見事勝利。鞍上の松山弘平騎手に導かれ、道中は好位外目を追走。直線では粘る逃げ馬を鮮やかにかわし、最後は1馬身半の差をつけて1着でゴール板を駆け抜けた。

レース序盤は、12番レヴォントゥレットがハナを主張し、マーブルロックが番手に控える形で隊列は安定。全体としてスローペースとなり、後方待機勢にはやや厳しい展開となった。

アウトレンジはこのスローペースの中、前から5〜6番手の絶好位を追走。外目でスムーズに立ち回り、レース中盤から直線入り口にかけて着実に位置を押し上げていった。第4コーナーでは早めに動いた13番ジンセイや、15番タイトニットとともに前を捕まえにかかり、直線半ばで先頭に立つと、そのまま後続を振り切った。

払戻
単勝:7 600円(4番人気)
3連単:7–6–12 83,590円(273番人気)

アウトレンジの勝利は、展開と馬の地力が噛み合った見事な内容だった。

この勝利により、アウトレンジは地方交流重賞・浦和記念に続いての重賞2勝目。JRAでは初のタイトル獲得となった。勝負所での脚取りの確かさは、これまでの経験の積み重ねと、緩い流れに乗じた競馬センスの光る勝利だった。

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