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【エリザベス女王杯2025】レガレイラがGⅠ初制覇!スローペースを突き抜けた末脚

スローペースの女王決戦、勝負を分けたレガレイラの瞬発力


2025年11月16日(日)、京都競馬場で行われた第49回エリザベス女王杯(GⅠ・芝2200m)は、1番人気に推された4歳牝馬レガレイラ(戸崎圭太騎手騎乗)が、持ち前の切れ味と底力を遺憾なく発揮し、見事に女王の座を射止めた。勝ちタイムは2分11秒0。着差は1馬身3/4と、決定的ともいえる強さを見せつけた。

この年のエリザベス女王杯は、前半から明確な逃げ馬が現れず、スローペースでの流れに。道中は全体的に折り合い重視の展開となり、各馬が互いの出方を伺う静かな前半戦。しかし、こうした流れが生んだのは、紛れのない純粋な末脚比べだった。

その中で、抜群の瞬発力と勝負どころでの判断力が光ったのがレガレイラ。4コーナーを回った時点では馬群の中ほどに位置していたが、直線では馬場の中央を通って一気に伸び、他馬を寄せつけない圧巻の末脚でゴールへ駆け抜けた。

勝利したレガレイラは、これで重賞戦線において確固たる地位を築くことになった。春のクラシック戦線には姿を見せず、満を持して秋に登場した彼女は、重賞の舞台で見せていた安定感をこの日もそのまま表現。馬体重は前走からプラス8kgの480kgと、仕上がりの良さが数字にも表れていた。

単勝 7番 230円(1番人気)
3連単 7–1–12 24,680円(52番人気)

次に繋がるステップとして、ジャパンカップや有馬記念への出走も視野に入るレガレイラ
スローペースにおける折り合い、仕掛けのタイミング、直線での進路選択、すべてが噛み合っていたが、それを可能にしたのはレガレイラ自身の地力の高さである。

重厚な血統背景と、木村哲也厩舎の徹底した仕上げ、そして戸崎騎手の冷静かつ大胆な騎乗。その三位一体が生んだ見事な勝利だった。

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