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タガノビューティー登録抹消、種牡馬へ
JBCスプリントの勝ち馬タガノビューティー(牡8、栗東・西園正都厩舎)が本日、競走馬登録を抹消し、今後は種牡馬となる予定であることが公表されました。日本のダート短距離戦線を彩った実力馬のバトンが、いよいよ次世代へ渡されます。
繋養先は現時点で未定とされています。
タガノビューティーは通算43戦8勝。重賞タイトルはJBCスプリント(JpnI)の1勝で、中央・地方を股にかけて安定したパフォーマンスを示してきました。勝ち星以上に印象的だったのは、強力な相手に臆せず挑み続けたタフネスと、直線で見せる持ち味の末脚です。
育成・管理を担ってきた陣営はもちろん、レースを追いかけてきたファンにとっても節目の日となりました。ダート短距離のトップレベルで証明したスピードと持久力が、産駒にどう受け継がれるのか——血統の世界に舞台を移してからの歩みが早くも気になります。
近年は国内外でダート路線の注目度が高まっています。交流重賞や国際舞台での日本馬の活躍が続く中、JpnIウイナーの種牡馬入りは層の厚みを増すうえで大きな意味があります。競馬ファンとしては、産駒が同じ舞台でゲートインする日を思い描くだけで胸が高鳴りますね。
まずは無事に新天地へ。繁殖シーズンの動向や初年度の配合相手にも注目しつつ、次の春を待ちたいと思います。