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【京都大賞典2025】ディープモンスターが悲願の重賞初制覇!7歳でつかんだ栄光
2025年10月5日、京都競馬場で行われた伝統の一戦・第60回京都大賞典(GII、芝2400m)は、7歳のディープモンスター(牡7、池江泰寿厩舎)が激戦を制し、ついに待望の重賞初制覇。デビューから幾度となく好走を見せながらも、惜しくもタイトルに届かなかったベテランが、ついにこの大舞台で栄冠を手にした。
レースは18頭立て。スタート直後から先行争いが広がる中、ディープモンスターは中団インコースでじっと脚を溜めた。ハナを切ったのは2番人気のサンライズアース。前半1000mは60秒1と、ややスローな流れ。向こう正面では7番のドゥレッツァが動いて一気に前を窺い、レースは一気に緊張感を増していく。
だが、ディープモンスターは終始冷静だった。三・四コーナーでもポジションを維持しながら、馬群の中で無駄な動きをせず、鞍上の浜中俊騎手はその手綱を微塵も緩めなかった。
迎えた直線、先に抜け出しを図ったサンライズアースとドゥレッツァに対し、内にスペースが生まれた瞬間、浜中騎手は迷わずディープモンスターをそこへ導いた。インから鋭く伸びたその脚は力強く、残り200mで先頭に躍り出るとそのままゴール。
払戻金
単勝:3番 1,130円(5番人気)
三連単:3–5-8 470,550円(961番人気)
ディープモンスターは、ディープインパクト産駒として華々しくデビューを飾ったものの、長らくタイトルには届かず。だが、7歳秋のこのタイミングでようやく手にした重賞勝利は、そのキャリアを締めくくるにふさわしい栄光だった。
今後は天皇賞・秋(GⅠ)への出走権も手に入れたことで、もう一段階上のステージでどこまで通用するかに注目が集まる。遅咲きの青鹿毛がついに本格開花の時を迎えた。