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【2025年アルゼンチン共和国杯】ミステリーウェイが9番人気で重賞初制覇!
11月9日、東京競馬場で行われた伝統のGⅡ・第62回アルゼンチン共和国杯(芝2500m)は、9番人気の伏兵ミステリーウェイ(せん7、小林真也厩舎、松本大輝騎手騎乗)が、圧倒的1番人気スティンガーグラス、3番人気ディマイザキッドらの猛追をハナ差で凌ぎ切り重賞初制覇。
この一戦は、重賞実績馬や上がり馬、さらにはブリンカー着用馬が多数揃う混戦模様。
特にレース前から注目を集めていたのは、C.ルメール騎手騎乗のスティンガーグラス、末脚自慢のディマイザキッド、そしてトップハンデを背負うローシャムパークら実力馬たち。
だが、ゴール前で輝いたのは、全くノーマークといってもよかったミステリーウェイだった。
中団よりやや後ろで脚を溜め、直線では馬場の中央から力強く抜け出すと、外から鋭く迫ってきたスティンガーグラスとディマイザキッドとの三つ巴の叩き合いを制し、タイムは2分30秒2。
ハナ、アタマという僅差の激戦を制してみせた。
単勝 13番 2,770円(9番人気)
3連単 13–18-6 101,470円(323番人気)
古馬中距離戦線のハンデ重賞として、毎年波乱含みの展開が続くアルゼンチン共和国杯だが、今年も例に漏れず、想定外の馬が主役となる劇的な幕切れとなった。
勝ち馬ミステリーウェイのような、年齢を重ねた馬でも躍動できる舞台があるというのは、競馬の奥深さそのもの。
特に本馬のように条件戦で地道に力をつけてきた馬が、格上挑戦で花開く姿を見ると、どんな競走馬にもチャンスがあるという競馬の魅力を改めて感じさせられる。
来年以降、このレースから有力馬がジャパンカップや有馬記念、あるいはステイヤーズSなどに進むこともあるだけに、今回の上位馬たちのその後にも注目したい。