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大井12Rノースウインド賞の見どころ

2025年12月2日・大井12Rノースウインド賞展望


2025年12月2日・大井12Rノースウインド賞展望

2025年12月2日(火)、大井競馬場の12Rには「ノースウインド賞」(A2B1一・別定、ダート1400メートル外回り)が組まれています。発走予定時刻は20時50分、A2とB1クラスの実力馬が顔をそろえるナイターらしい一戦です。

舞台となる12Rノースウインド賞は、1着賞金620万円の一戦。A2・B1クラスは南関東の中でも上位ゾーンに位置するクラスで、重賞やオープンに顔を出してきた馬も混じる層です。平日の大井開催としては、非常にレベルの高いメンバー構成といえます。

出走予定馬はリチャ、マザオ、ベジャール、ネオトキオ、ダイバリオン、メディーヴァル、イルヴェント、カナウ、ロードアラビアン、ウインリブルマン、ロイヤルペガサス、オーシンロクゼロの12頭。それぞれが大井ダート1400メートル前後で実績を積み重ねてきた馬たちで、クラスらしい顔ぶれになりました。

内枠1番のリチャ(牡5)は、前走ノベンバー賞A2B1一(大井1600メートル)4着、さらにその前のオクトーバー賞A2(大井2000メートル)でも掲示板に入る走りを見せています。同じA2・B1混合戦で安定した成績を残してきており、距離を1400メートルに戻して臨む点がポイントになりそうです。

ネオトキオ(牡5)は、このクラスでも実績十分の一頭です。7月のカーネリアン賞A2一B1一(大井ダート1400メートル)を制し、前走トパーズ賞(大井ダート1400メートル)でも勝ち馬から0秒1差の2着と、同じコース・距離で好走を続けています。夏場から秋にかけて大井1400メートルで結果を出し続けてきた流れで迎える一戦になります。

カナウ(牡5)はB1クラスでの好走歴が目立つ存在です。10月のグリーンチャンネル開局30周年記念B1一B2一(大井ダート1400メートル)で2着、9月のサファイア賞B1二(同1400メートル)でも3着と、大井1400メートルではたびたび上位に食い込んできました。今回はA2・B1混合戦への挑戦となりますが、距離適性の面では強みを持っています。

ロードアラビアン(牡6)やオーシンロクゼロ(牡4)も、大井ダート1400メートルのA2・B1戦線で経験豊富なタイプです。ロードアラビアンはカーネリアン賞A2一B1一で2着、オーシンロクゼロもイヴニングスター賞A2二B1二やBSイレブン賞A2一B1一など、同条件に近い番組で上位争いを繰り返してきました。クラス常連同士の力関係がどう出るかも、ファンとして注目したいところです。

会場の大井競馬場は、「TCK(東京シティ競馬)」の愛称で知られるナイター競馬の名所です。日本初の本格的ナイター競馬「トゥインクルレース」が行われてきた舞台でもあり、照明に照らされた直線を駆け抜ける馬たちのシルエットは、平日夜とは思えない迫力があります。仕事帰りにふらりと立ち寄っても、レースだけでなくグルメやイベントを含めて一晩楽しめるのが大井の魅力です。

そんなナイター競馬の雰囲気の中で行われるA2・B1混合のノースウインド賞は、クラス上位馬たちの現在地を確かめるにはぴったりの一戦です。1400メートルというスピードと持久力のバランスが問われる舞台で、どの馬が自分の力を出し切るのか。今夜の大井12Rは、地方競馬ファンならじっくりと見届けておきたいカードといえそうです。

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