ⓘ記事内に広告を含む場合があります。
中山記念はレーベンスティール完勝 58kg克服と着差が語る濃密決着
中山の芝1800メートルで行われた伝統の中山記念は、レーベンスティール(牡6、58.0kg、戸崎圭太騎手)が1分45秒1の勝ちタイムで制し、重賞タイトルを力強く手繰り寄せた。結果だけを並べると落ち着いた決着に見える一方で、着差と人気の並びを丁寧に追うと、勝負どころごとに“揺れ”のある、濃い一戦だった。
最大の焦点は、トップハンデ58.0kgを背負ったレーベンスティールが、人気のプレッシャーと斤量をまとめてねじ伏せた点だ。勝ち切ることが簡単ではない条件でも、最後は2着に1馬身3/4の差をつけての完勝。着差が示す通り、ゴール前で勝負がきっぱりと分かれたレースだった。
その背後では、2着争いが拮抗し、カラマティアノスが踏ん張って2着を確保。さらにそこへエコロヴァルツがクビ差まで迫り、上位争いが最後まで張りつめたまま終点に流れ込んだ。
払い戻し
単勝 5番 420円(3番人気)
3連単 5-9-10 8,050円(15番人気)
払い戻し面では、勝ち馬が3番人気でも、組み合わせ次第で妙味が出た。3連単(5-9-10)は8,050円で15番人気。超高配当というほどではないが、「人気上位が絡みながらも順番は簡単に収まらない」という、このレースの性格をよく表している。堅実さと波の小さな意外性が同居し、その分だけ、当てる喜びも外す悔しさも濃くなる、そんな中山記念だった。