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エコロアルバが無傷の重賞制覇!サウジアラビアRCで鮮烈な差し切り勝ち

最後方から一気!エコロアルバが魅せた2歳マイル界の新星


10月11日(土)、東京競馬場芝1600mで行われた第11回サウジアラビアロイヤルカップ(GIII)は、2歳馬による秋の重要なマイル重賞として注目を集めた。その舞台で、ひと際鮮やかな走りを見せたのが2番人気のエコロアルバ(牡2、田村康仁厩舎)

スタートでやや後手を踏んだエコロアルバは、道中しんがりに位置する苦しい展開。だが、騎乗した坂井瑠星騎手は慌てることなく馬のリズムに任せ、じっくりと脚を溜めた。道中のマイル通過は47秒6とややスロー。直線に向いた時点でも依然として最後方。

残り400mを切ると、大外を回って一気に加速。軽やかなフットワークで前を行く各馬をまとめて差し切り、最後は1馬身半差をつけて堂々のゴール。時計は1分33秒8。決して派手なタイムではないが、内容は抜群。直線だけで7頭を飲み込み、デビュー戦に続く無傷の2連勝で重賞制覇

払戻
単勝:6番 360円(2番人気)
3連単:6→1→5 32,330円(84番人気)

鮮やか」──この言葉が、勝ったエコロアルバの走りを最も的確に表現している。最高峰から一気に差し切るその末脚は、今後の2歳マイル路線において、間違いなく一目置かれる存在となるだろう。課題はスタートだが、リズムを崩さず走れれば、GIの舞台でも主役を張れる力を証明した1戦であった。

来たる朝日杯フューチュリティステークス、そしてその先のNHKマイルカップ。エコロアルバの走りが、この秋から春にかけての2歳マイル戦線に旋風を巻き起こす予感を抱かせる、そんなサウジアラビアロイヤルカップだった。

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