メインコンテンツへ
LINEアイコン 友だち募集中
ⓘ 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

ジャパンカップで外国馬はいつから勝てなくなったのか?20年ぶりのカランダガンまでの全記録

20年ぶりの外国馬、2025年11月30日


秋の夕方、長い影の伸びる芝の直線で並んで追い合う馬群
ℹ AI生成
この画像・動画は、AIによって生成された架空のイメージであり、実在の人物・馬・団体等を描写したものではありません。
また、肖像権・パブリシティ権に配慮し、特定の人物に類似させるための学習データ使用やプロンプト調整等はおこなっておりません。

[使用ツール・モデル]
・gpt-image-2

2025年11月30日の東京競馬場、第45回ジャパンカップ。残り200メートルから1番人気のマスカレードボールと叩き合い、アタマ差で先着したのはフランスのカランダガンでした。4番人気、単勝6.2倍のセン馬。勝ち時計の2分20秒3は、2018年にアーモンドアイが出した2分20秒6を塗り替えるコースレコードです。JRAの公式サイトのレース回顧は、この勝利を「外国馬の勝利は2005年のアルカセット以来、実に20年ぶり。」と書いています。

ジャパンカップは、外国から馬を招いて行う国際競走として1981年に始まりました。2025年までの45回で外国馬が勝ったのは15回。ただ、15勝のうち9勝は1991年までの11回で挙げたものです。1980年代は1回に7頭から10頭の外国馬が走り、1986年から1991年までは6年続けて外国馬が勝ちました。それが2005年のアルカセットを最後に途切れ、2006年から2024年までの19回は日本馬が勝ち続けます。2007年から2024年までは外国馬が3着以内に入った年が1回もなく、2019年には出走する外国馬が1頭もいませんでした。

勝てなかった19回のあいだに1番人気へ推された外国馬は、2011年のデインドリームの1頭だけです。

外国馬の勝ち星と出走頭数を、1986年から時期ごとに数えました。第1回から第5回までは別に数えて、第2章に置いています。
※本記事のデータは編集部による独自集計です。

時期回数外国馬の勝利外国馬の出走(延べ)1回あたり外国馬の3着以内(延べ)
1986〜1989年4回4勝31頭7.8頭7頭
1990〜1999年10回5勝77頭7.7頭18頭
2000〜2009年10回2勝55頭5.5頭5頭
2010〜2019年10回036頭3.6頭0
2020〜2025年6回1勝13頭2.2頭1頭
計(1986〜2025年)40回12勝212頭5.3頭31頭

2010年代の10回は、勝ちもなければ3着以内もありません。

目次

第1回から第3回は、招かれた外国馬が勝った


第1回のジャパンカップは1981年11月22日、東京の芝2400mで行われました。出走15頭のうち外国馬は7頭。勝ったのは5番人気の牝馬メアジードーツで、2分25秒3という時計は、JRAの成績表の着差の欄に「レコード」と記されています。日本馬で最も先に入ったのはゴールドスペンサーの5着でした。翌1982年は15頭中10頭が外国馬で、勝ったのはハーフアイスト。1983年はスタネーラが勝ち、2着に日本のキョウエイプロミスがアタマ差まで迫っています。

日本馬が初めて勝ったのは第4回の1984年です。この年は14頭中10頭が外国馬で、日本馬は4頭だけでした。その4頭のうち10番人気のカツラギエースが勝ち、1985年には1番人気のシンボリルドルフが、雨の重馬場を2分28秒8で勝っています。JRAの成績表でレース名にGIの印が付くのはこの1984年からで、第1回から第3回の成績表には付いていません。

回年月日勝ち馬人気出走うち外国馬外国馬の最先着
11981年11月22日メアジードーツ(外国)5番人気15頭7頭1着
21982年11月28日ハーフアイスト(外国)6番人気15頭10頭1着
31983年11月27日スタネーラ(外国)3番人気16頭9頭1着
41984年11月25日カツラギエース10番人気14頭10頭2着 ベッドタイム
51985年11月24日シンボリルドルフ1番人気15頭9頭3着 ザフィルバート

5回で外国馬は3勝、出走は延べ45頭、3着以内は延べ10頭です。

1986年から6連勝、外国馬どうしの争いだった東京の秋


夜明け前の厩舎の前で、馬運車から下りて引かれていく1頭の馬
ℹ AI生成
この画像・動画は、AIによって生成された架空のイメージであり、実在の人物・馬・団体等を描写したものではありません。
また、肖像権・パブリシティ権に配慮し、特定の人物に類似させるための学習データ使用やプロンプト調整等はおこなっておりません。

[使用ツール・モデル]
・gpt-image-2

1986年のジュピターアイランドから1991年のゴールデンフェザントまで、外国馬が6年続けて勝ちました。6頭の人気は8番人気、3番人気、9番人気、9番人気、2番人気、7番人気。1番人気はひとつもない。1987年は単勝1.8倍の1番人気トリプティクが4着に終わり、3番人気のルグロリューが勝っています。トリプティクは前の年にも3番人気で11着でした。1.8倍で4着という数字は、成績表を何度めくっても見慣れません。

この6年、上位を争っていたのは外国馬どうしです。1986年は2着もアレミロードで、1990年はベタールースンアップ、オード、カコイーシーズ、1991年はゴールデンフェザント、マジックナイト、シャフツベリーアヴェニューと、1着から3着までを外国馬が占めました。1986年以降でこの形になった年は、この2回しかありません。日本馬で3着までに入ったのは、1986年のミホシンザンと1987年のダイナアクトレスが3着、1988年は1番人気のタマモクロスが2着でオグリキャップが3着、1989年はオグリキャップが2着。この6年、日本馬の最高は2着でした。

1990年のベタールースンアップはセン馬でした。出走の数で見ても、1987年と1990年は日本馬が5頭しかいません。1989年のホーリックスがオグリキャップと競り合って出した2分22秒2は、それまでのレコードだった1987年の2分24秒9を2秒7縮めるものでした。

トウカイテイオーの1992年から、勝ちを分け合った14年


流れが変わったのは1992年です。5番人気のトウカイテイオーが勝ち、2着ナチュラリズム、3着ディアドクターと、外国馬2頭を後ろに置きました。1993年はレガシーワールド、1994年はマーベラスクラウンと日本馬が3年続けて勝ち、あとの2頭はどちらもセン馬です。1994年は外国馬10頭に対して日本馬が4頭しかおらず、第4回の1984年と並ぶ少なさでした。

外国馬が盛り返したのが1995年から1997年の3連勝です。1995年のランドは2着にヒシアマゾン。1996年のシングスピールは2着のファビラスラフインと同じ2分23秒8で、3着には外国馬2頭が同着で並びました。1997年のピルサドスキーは2着エアグルーヴ、3着が1番人気のバブルガムフェローです。

1998年のエルコンドルパサーから2001年のジャングルポケットまでは日本馬の4連勝。1999年は凱旋門賞を勝って来日したモンジューが2.7倍の1番人気で4着に敗れ、スペシャルウィークが勝っています。2002年は中山の芝2200mで行われ、9番人気のファルブラヴが勝ち、2着も11番人気の外国馬サラファン、3着が1番人気のシンボリクリスエスでした。2005年のアルカセットは2分22秒1。2着のハーツクライも同じ時計で、1989年のホーリックスより0秒1速い決着でした。この14年で外国馬は5勝、日本馬は9勝です。

1986年以降、単勝の1番人気が外国馬だった年は8回です。

年1番人気の外国馬単勝着順その年の勝ち馬
1987年トリプティク1.8倍4着ルグロリュー(外国)
1990年ベルメッツ5.8倍7着ベタールースンアップ(外国)
1992年ユーザーフレンドリー3.2倍6着トウカイテイオー
1993年コタシャーン5.2倍2着レガシーワールド
1994年サンドピット4.5倍5着マーベラスクラウン
1996年エリシオ3.4倍3着(同着)シングスピール(外国)
1999年モンジュー2.7倍4着スペシャルウィーク
2011年デインドリーム3.3倍6着ブエナビスタ

8頭のうち、勝った馬はいません。勝ちに最も近づいたのは、1993年に2着だったコタシャーンです。逆に、外国馬の勝ち馬12頭で最も人気が高かったのは1990年のベタールースンアップの2番人気で、ほかの11頭は3番人気以下でした。馬券を買う側の見立てと外国馬の着順は、1980年代から1990年代を通して、ほとんど重なりませんでした。

アルカセットのあと、外国馬は19回勝てなかった


2006年、ディープインパクトが単勝1.3倍で勝った年、外国馬の出走は2頭でした。3着に3番人気のウィジャボードが入っています。外国馬が3着以内に入ったのは、2024年までの間ではこれが最後です。

2007年から2024年までの18回で、外国馬の最も良い着順は2009年のコンデュイットの4着。5着が3回あり、2013年のドゥーナデン、2017年のアイダホ、2021年のグランドグローリーです。残りの年は6着より下で、2018年は2頭が10着と11着、2020年と2023年は1頭だけの出走で、それぞれ10着と9着でした。

人気で来た馬も負けています。2009年のコンデュイットは3番人気で4着。2011年のデインドリームは凱旋門賞を勝ってから来日し、3.3倍の1番人気で6着。2012年のソレミアも凱旋門賞馬でしたが、7番人気で13着です。1999年以降に凱旋門賞を勝ったその年のうちにジャパンカップへ来た馬は、モンジューとこの2頭の3頭だけで、着順は4着、6着、13着でした。2012年のあとは、3番人気以内に推された外国馬が2024年まで1頭もいません。最も上は2024年のオーギュストロダンの4番人気で、結果は8着でした。

出走する外国馬の数も減りました。2010年には8頭いた外国馬が、2013年と2014年は3頭、2018年は2頭。2019年はとうとう0頭になり、1981年の第1回から数えて初めて、外国馬のいないジャパンカップになりました。外国から馬を招いて始まったレースの出馬表に外国馬の名前が一つも無いというのは、見ていて寂しいものでした。2020年と2023年も1頭ずつです。逆に日本馬の出走は増え、2007年には14頭、2014年と2019年には15頭、2023年には17頭が走っています。

この19回のうち、1番人気の日本馬が勝った年が9回あります。2006年のディープインパクトから2024年のドウデュースまで、アーモンドアイの2回を含めての9回です。2018年のアーモンドアイの勝ち時計2分20秒6は、2025年の秋までコースレコードのまま残っていました。

2025年のレース回顧でJRAの公式サイトは、「強くなった日本馬たちと、速い時計の出る東京の芝。」と書き、この2つを長いあいだ外国馬が苦戦してきた要因として挙げています。二つのうち、時計のほうは表にも出ています。勝ち時計が2分22秒を切ったのは2018年、2023年、2025年の3回で、1986年から1988年の勝ち時計は2分25秒前後でした。日本馬の強さのほうは、表の外にあります。外国馬が勝てなくなった時期と、人気で来る外国馬が消えた時期と、来る頭数が減った時期は重なっていて、どれが先かまでは読めません。

人気と着順がここまでずれるレースで、買い目をどう組むか。予想サイトの買い目を自腹で買い、払戻まで記録した検証記事があります。

2025年、カランダガンの2分20秒3


暮れかけた競馬場のパドックを、汗の湯気を上げながら厩舎へ戻っていく馬
ℹ AI生成
この画像・動画は、AIによって生成された架空のイメージであり、実在の人物・馬・団体等を描写したものではありません。
また、肖像権・パブリシティ権に配慮し、特定の人物に類似させるための学習データ使用やプロンプト調整等はおこなっておりません。

[使用ツール・モデル]
・gpt-image-2

晴れて芝が良の2025年11月30日、レースは登録18頭から日本馬のドゥレッツァが出走を取り消して17頭で行われ、外国馬はカランダガン1頭でした。4番人気で、単勝は6.2倍。

ゴール前は1番人気のマスカレードボールとの2頭の争いになり、時計はどちらも2分20秒3、着差はアタマでした。3着のダノンデサイルは2分20秒8で入っています。2018年のアーモンドアイの2分20秒6を0秒3縮めるコースレコードで、外国馬の勝利は2005年のアルカセットから20年ぶり、間に日本馬の勝利を19回はさんでのものです。

カランダガンはセン馬です。ジャパンカップを勝ったセン馬は、1990年のベタールースンアップ、1993年のレガシーワールド、1994年のマーベラスクラウンに続く4頭目で、31年ぶりでした。外国馬が1頭だけだった年は2020年、2023年、2025年の3回あり、その1頭が勝ったのは2025年が初めてです。

1986年からの40回、年別の勝ち馬と外国馬の出走


1986年から2025年まで、1年を1行にした一覧です。所属の欄は、外国で調教された馬を「外国」、それ以外を「日本」としました。1998年のエルコンドルパサーと2003年のタップダンスシチーは生まれがアメリカですが、日本で調教された馬なので「日本」に入れています。

回年勝ち馬所属人気時計出走外国馬外国馬の最先着
61986年ジュピターアイランド外国82:25.014頭7頭1着
71987年ルグロリュー外国32:24.914頭9頭1着
81988年ペイザバトラー外国92:25.514頭8頭1着
91989年ホーリックス外国92:22.215頭7頭1着
101990年ベタールースンアップ外国22:23.215頭10頭1着
111991年ゴールデンフェザント外国72:24.715頭9頭1着
121992年トウカイテイオー日本52:24.614頭7頭2着 ナチュラリズム
131993年レガシーワールド日本62:24.416頭9頭2着 コタシャーン
141994年マーベラスクラウン日本62:23.614頭10頭2着 パラダイスクリーク
151995年ランド外国62:24.614頭8頭1着
161996年シングスピール外国42:23.815頭6頭1着
171997年ピルサドスキー外国32:25.814頭6頭1着
181998年エルコンドルパサー日本32:25.915頭6頭4着 チーフベアハート
191999年スペシャルウィーク日本22:25.514頭6頭2着 インディジェナス
202000年テイエムオペラオー日本12:26.116頭7頭3着 ファンタスティックライト
212001年ジャングルポケット日本22:23.815頭7頭6着 ゴーラン
222002年ファルブラヴ外国92:12.2(中山2200m)16頭7頭1着
232003年タップダンスシチー日本42:28.718頭9頭6着 タイガーテイル
242004年ゼンノロブロイ日本12:24.216頭5頭4着 ポリシーメイカー
252005年アルカセット外国32:22.118頭6頭1着
262006年ディープインパクト日本12:25.111頭2頭3着 ウィジャボード
272007年アドマイヤムーン日本52:24.718頭4頭7着 ペイパルブル
282008年スクリーンヒーロー日本92:25.517頭3頭9着 パープルムーン
292009年ウオッカ日本12:22.418頭5頭4着 コンデュイット
302010年ローズキングダム日本42:25.218頭8頭9着 シリュスデゼーグル
312011年ブエナビスタ日本22:24.216頭4頭6着 デインドリーム
322012年ジェンティルドンナ日本32:23.117頭5頭8着 レッドカドー
332013年ジェンティルドンナ日本12:26.117頭3頭5着 ドゥーナデン
342014年エピファネイア日本42:23.118頭3頭6着 アイヴァンホウ
352015年ショウナンパンドラ日本42:24.718頭4頭6着 イラプト
362016年キタサンブラック日本12:25.817頭3頭7着 イキートス
372017年シュヴァルグラン日本52:23.717頭4頭5着 アイダホ
382018年アーモンドアイ日本12:20.614頭2頭10着 サンダリングブルー
392019年スワーヴリチャード日本32:25.915頭0出走なし
402020年アーモンドアイ日本12:23.015頭1頭10着 ウェイトゥパリス
412021年コントレイル日本12:24.718頭3頭5着 グランドグローリー
422022年ヴェラアズール日本32:23.718頭4頭6着 グランドグローリー
432023年イクイノックス日本12:21.818頭1頭9着 イレジン
442024年ドウデュース日本12:25.514頭3頭6着 ゴリアット
452025年カランダガン外国42:20.317頭1頭1着

日本馬の出走が4頭しかいなかった年が2回あります。1984年と1994年で、どちらも外国馬が10頭でした。2002年だけは中山の芝2200mで行われています。第1回から第5回まで足すと、45回で外国馬15勝、日本馬30勝。外国馬の出走は延べ257頭、3着以内は延べ41頭です。

よくある質問


Q. ジャパンカップで外国馬が最後に勝ったのはいつですか?
2025年11月30日の第45回で、フランスのカランダガンが4番人気で勝ちました。勝ち時計の2分20秒3はコースレコードです。その前の外国馬の勝利は2005年のアルカセットで、2006年から2024年までの19回は日本馬が勝ち続けていました。

Q. ジャパンカップで外国馬は何回勝っていますか?
1981年の第1回から2025年の第45回までで15回です。内訳は1981年から1983年の3回と、1986年以降の12回。1986年から1991年は6年続けて外国馬が勝ちました。日本馬の勝利は30回です。

Q. 外国馬が1頭も出走しなかった年はありますか?
2019年の第39回だけです。この年は15頭すべてが日本馬で、スワーヴリチャードが勝ちました。2020年と2023年と2025年は、外国馬が1頭だけでした。

Q. 1番人気になった外国馬は勝ったことがありますか?
1986年以降に1番人気へ推された外国馬は8頭いますが、勝った馬はいません。最も良かったのは1993年のコタシャーンの2着です。外国馬の勝ち馬で最も人気が高かったのは、1990年のベタールースンアップの2番人気でした。

Q. 日本馬が初めてジャパンカップを勝ったのはいつですか?
1984年の第4回で、10番人気のカツラギエースが勝ちました。この年は出走14頭のうち外国馬が10頭で、日本馬は4頭だけでした。翌1985年はシンボリルドルフが1番人気で勝っています。

まとめ


ジャパンカップは1981年から2025年までの45回で、外国馬が15勝、日本馬が30勝です。外国馬の勝利は1981年から1983年の3連勝、1986年から1991年の6連勝、1995年から1997年の3連勝と、2002年、2005年、2025年。2006年から2024年の19回は日本馬が勝ち続け、2007年から2024年は外国馬が3着以内に入らず、2019年は出走が0頭でした。

出走する外国馬は1980年代後半の1回7.8頭から2020年代の2.2頭まで減り、1986年以降に1番人気へ推された外国馬8頭はどれも勝っていません。2025年のカランダガンは4番人気で、2分20秒3のコースレコード。20年ぶりの外国馬の勝利は、1番人気ではない外国馬が勝つという、このレースの古い型のままでした。

第46回は2026年11月29日に行われます。外国馬の欄が、2019年のように空欄にならない秋を願っています。

どの競馬予想サイトを選べばいいか
迷っていませんか?

ランキングで予想サイトを比較する

この記事をシェアする