キングカメハメハの後継種牡馬一覧、ロードカナロアとドゥラメンテの産駒成績と孫まで続く父系
また、肖像権・パブリシティ権に配慮し、特定の人物に類似させるための学習データ使用やプロンプト調整等はおこなっておりません。
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「夢の塊だったと思います。すごい馬でした」
2019年8月、キングカメハメハの訃報を伝えたデイリースポーツに、松田国英調教師はそう語っています。亡くなったのは8月9日、北海道安平町の社台スタリオンステーション。その10日前の7月30日には、同じ場所でディープインパクトが世を去っていました。日本の種牡馬の両輪が、ひと夏のうちに相次いで消えました。
あれから7年。2026年10月12日までの中央G1を「父の父」で数えると、最も多いのはキングカメハメハの34勝で、ディープインパクトは11勝です。中央に産駒を送った息子の頭数はディープインパクトの47頭に対してキングカメハメハは21頭と半分以下なのに、産駒がG1を勝った息子は4頭と3頭、勝ち数は43勝と11勝。頭数が少ない側が、勝ち数で4倍近く上回っています。
本人の8戦7勝よりも、種牡馬としての足跡のほうが、いまは語ることの多い馬です。頭数で半分以下の息子たちが、どこで差を開いたのか。
次の表は、産駒がG1を勝った4頭の息子です。
※本記事のデータは編集部による独自集計です。数字は2026年10月12日までの中央競馬の成績で、地方と海外のレースは数えていません。
| 息子(生年) | 自身の中央G1 | 産駒の中央G1 | G1を勝った産駒 |
|---|---|---|---|
| ロードカナロア(2008年) | 2012年 スプリンターズS 2013年 高松宮記念、安田記念、スプリンターズS | 21勝(10頭) | アーモンドアイ、サートゥルナーリア、ベラジオオペラ、コスタノヴァ、サトノレーヴ ほか |
| ドゥラメンテ(2012年) | 2015年 皐月賞、東京優駿 | 15勝(9頭) | リバティアイランド、タイトルホルダー、スターズオンアース ほか |
| ルーラーシップ(2007年) | なし | 4勝(4頭) | キセキ、ドルチェモア、ソウルラッシュ、ヘデントール |
| リオンディーズ(2013年) | 2015年 朝日杯フューチュリティS | 3勝(2頭) | テーオーロイヤル、ミュージアムマイル |
後継は息子の代で止まっていません。ディープインパクトの孫で中央に産駒を送っている種牡馬は2頭、産駒は合わせて11頭で、重賞の勝ち馬はまだいません。一方のキングカメハメハは、ロードカナロアの息子サートゥルナーリアの産駒が、2025年12月の朝日杯フューチュリティステークスと2026年5月のNHKマイルカップを勝ちました。ひ孫の代で、1番人気のG1馬まで出ています。
キングカメハメハの最初の産駒は2006年、最後の産駒は2019年に生まれています。そのうち種牡馬になり、中央に産駒が登録された息子は21頭。登録5,629頭のうち走ったのが5,169頭、勝ち上がりは1,820頭で、勝ち星は3,947、重賞203勝、G1は43勝です。
産駒が重賞を勝った息子は11頭です。表はG1の多い順、同じ数なら重賞の多い順です(重賞は障害も含め、G1は平地のG1)。
| 息子 | 産駒の生年 | 中央に登録 | 勝ち上がり | 中央の勝利 | 重賞 | G1 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ロードカナロア | 2015〜2025年 | 1,345頭 | 550頭 | 1,349勝 | 97勝 | 21勝 |
| ドゥラメンテ | 2018〜2022年 | 671頭 | 265頭 | 584勝 | 35勝 | 15勝 |
| ルーラーシップ | 2014〜2025年 | 1,178頭 | 410頭 | 872勝 | 39勝 | 4勝 |
| リオンディーズ | 2018〜2025年 | 572頭 | 168頭 | 339勝 | 13勝 | 3勝 |
| レイデオロ | 2021〜2024年 | 371頭 | 99頭 | 197勝 | 10勝 | 0 |
| トゥザグローリー | 2016〜2022年 | 148頭 | 34頭 | 65勝 | 4勝 | 0 |
| ホッコータルマエ | 2018〜2025年 | 395頭 | 122頭 | 223勝 | 1勝 | 0 |
| ラブリーデイ | 2018〜2025年 | 252頭 | 53頭 | 93勝 | 1勝 | 0 |
| ローズキングダム | 2015〜2019年 | 89頭 | 20頭 | 44勝 | 1勝 | 0 |
| ミッキーロケット | 2020〜2024年 | 86頭 | 16頭 | 37勝 | 1勝 | 0 |
| ヤマカツエース | 2020〜2023年 | 43頭 | 8頭 | 17勝 | 1勝 | 0 |
| ほかの10頭 | ― | 479頭 | 75頭 | 127勝 | 0 | 0 |
残りの10頭は、ベルシャザールの196頭、トゥザワールドの141頭が大きいところで、ほかは登録が50頭に届きません。
21頭のうち、自身が中央のG1を勝った馬は10頭。この10頭の産駒だけで、43勝のうち39勝を占めます。残る4勝はすべてルーラーシップの産駒で、ルーラーシップ自身は中央のG1を勝っていません。勝ったのは2012年4月、香港のクイーンエリザベス2世カップでした。
息子たちの産駒が走り始めたのは、ルーラーシップの初年度にあたる2014年生まれからです。ディープインパクトの息子たちの産駒も同じ2014年生まれから走り始めていて、スタートの年は同じでした。
産駒の勝ち数や重賞の割合でつけた順位表は、重賞に強い種牡馬ランキングに譲ります。キングカメハメハ自身がダービー馬で、息子のドゥラメンテとレイデオロもダービーを勝った親子の話は、親子でダービーを制した馬の記事にあります。
43勝を、勝ち馬ごとにまとめます。勝ち馬は25頭です。
| 父 | 勝ち馬(G1の勝ち数) | 勝ったG1 |
|---|---|---|
| ロードカナロア | アーモンドアイ(8) | 2018年 桜花賞、優駿牝馬、秋華賞、ジャパンカップ、2019年 天皇賞(秋)、2020年 ヴィクトリアマイル、天皇賞(秋)、ジャパンカップ |
| ロードカナロア | サートゥルナーリア(2) | 2018年 ホープフルS、2019年 皐月賞 |
| ロードカナロア | ベラジオオペラ(2) | 2024年、2025年 大阪杯 |
| ロードカナロア | コスタノヴァ(2) | 2025年、2026年 フェブラリーS |
| ロードカナロア | サトノレーヴ(2) | 2025年、2026年 高松宮記念 |
| ロードカナロア | ステルヴィオ、ダノンスマッシュ、ダノンスコーピオン、ファストフォース、ブレイディヴェーグ(各1) | 2018年 マイルチャンピオンシップ、2021年 高松宮記念、2022年 NHKマイルカップ、2023年 高松宮記念、2023年 エリザベス女王杯 |
| ドゥラメンテ | リバティアイランド(4) | 2022年 阪神ジュベナイルフィリーズ、2023年 桜花賞、優駿牝馬、秋華賞 |
| ドゥラメンテ | タイトルホルダー(3) | 2021年 菊花賞、2022年 天皇賞(春)、宝塚記念 |
| ドゥラメンテ | スターズオンアース(2) | 2022年 桜花賞、優駿牝馬 |
| ドゥラメンテ | ドゥラエレーデ、シャンパンカラー、ドゥレッツァ、ルガル、エネルジコ、マスカレードボール(各1) | 2022年 ホープフルS、2023年 NHKマイルカップ、2023年 菊花賞、2024年 スプリンターズS、2025年 菊花賞、2025年 天皇賞(秋) |
| ルーラーシップ | キセキ、ドルチェモア、ソウルラッシュ、ヘデントール(各1) | 2017年 菊花賞、2022年 朝日杯フューチュリティS、2024年 マイルチャンピオンシップ、2025年 天皇賞(春) |
| リオンディーズ | ミュージアムマイル(2) | 2025年 皐月賞、有馬記念 |
| リオンディーズ | テーオーロイヤル(1) | 2024年 天皇賞(春) |
距離は芝1200mの高松宮記念から芝3200mの天皇賞(春)まで広がっています。1600mと2000mでそれぞれ10勝と11勝、3000m以上の長距離でも7勝。ダートはコスタノヴァのフェブラリーステークス2勝だけです。
人気の面では、43勝のうち21勝が1番人気でした。7番人気以下で勝ったのは5勝で、最も人気薄だったのは2022年のホープフルステークスを14番人気で勝ったドゥラエレーデです。
最初の勝ちは2017年の菊花賞のキセキで、翌2018年にはアーモンドアイを中心に6勝。2022年と2025年には8勝ずつ挙げています。
予想サイトの検証記事も1本挙げておきます。初心者向けをうたうサイトを、登録から試した記録です。
2020年から今年までを、両方の父系で年ごとに並べます。
| キングカメハメハ本人の産駒 | 息子と孫の産駒 | ディープインパクト本人の産駒 | 息子の産駒 | その年の中央G1 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年 | 1勝 | 3勝 | 7勝 | 1勝 | 24 |
| 2021年 | 0 | 2勝 | 9勝 | 1勝 | 24 |
| 2022年 | 2勝 | 8勝 | 2勝 | 1勝 | 24 |
| 2023年 | 0 | 7勝 | 1勝 | 2勝 | 24 |
| 2024年 | 2勝 | 4勝 | 0 | 1勝 | 24 |
| 2025年 | 0 | 9勝 | 0 | 2勝 | 24 |
| 2026年 | 0 | 3勝 | 0 | 3勝 | 13 |
| 計 | 5勝 | 36勝 | 19勝 | 11勝 | 157 |
息子たちの産駒だけなら34勝と11勝、孫の産駒を足すと36勝と11勝です。一方で、本人の産駒はディープインパクトの19勝に対してキングカメハメハは5勝。父を足した系統全体でも41勝と30勝で、キングカメハメハの側が上です。
キングカメハメハの側では、息子たちの産駒が本人の産駒を2018年に追い越していました。本人の産駒が2勝、息子たちの産駒が6勝。父が生きているうちに、G1の主役は息子の代へ移っていました。ディープインパクトの産駒は2020年に7勝、2021年に9勝を挙げていて、本人の産駒が主役のまま、息子たちの産駒が年に1〜2勝ずつ加わる形でした。
息子の息子、つまりキングカメハメハの孫で、中央に産駒を送っている種牡馬は8頭です。6頭がロードカナロアの息子、2頭がルーラーシップの息子で、ドゥラメンテの息子からはまだ産駒が登録されていません。
| 孫 | 父 | 産駒の生年 | 中央に登録 | 中央の勝利 | 重賞 | G1 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| サートゥルナーリア | ロードカナロア | 2022〜2025年 | 351頭 | 181勝 | 9勝 | 2勝 |
| ダノンスマッシュ | ロードカナロア | 2023〜2025年 | 136頭 | 21勝 | 0 | 0 |
| キセキ | ルーラーシップ | 2023〜2025年 | 62頭 | 9勝 | 0 | 0 |
| ステルヴィオ | ロードカナロア | 2024〜2025年 | 25頭 | 1勝 | 0 | 0 |
| ほかの4頭 | ― | ― | 30頭 | 2勝 | 0 | 0 |
サートゥルナーリアは2016年生まれ。自身はホープフルステークスと皐月賞を勝ち、母はシーザリオです。初年度の産駒は2022年に生まれ、2025年12月の朝日杯フューチュリティステークスをカヴァレリッツォ(2番人気)が、2026年5月のNHKマイルカップをロデオドライブ(1番人気)が勝ちました。走っているのはまだ3世代ですが、2026年の中央の産駒の獲得賞金では、ここまで5位に入っています。
キングカメハメハの血は、ロードカナロアとサートゥルナーリアを経てロデオドライブまで、父から4代にわたってG1を途切れさせていません。ディープインパクトの側で中央に産駒を送っている孫は2頭、産駒は11頭。キズナの側は、まだ息子の産駒が走り出していません。
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ロードカナロアは2008年3月生まれ、母レディブラッサム、母の父Storm Catです。中央では17戦11勝で、走った距離は1200mが13回、1400mが2回、1600mが2回。1600mより長い距離は一度も走っていません。G1は2012年のスプリンターズステークスから2013年のスプリンターズステークスまで4勝、4つとも岩田康誠騎手でした。香港スプリントも2012年と2013年に勝っていて、こちらを足すと通算19戦13勝になります。
その短距離の王者の初年度産駒、2015年生まれの152頭の中に、アーモンドアイがいました。2018年の桜花賞を2番人気で勝ったのを皮切りに、優駿牝馬、秋華賞、ジャパンカップ、2019年の天皇賞(秋)、2020年のヴィクトリアマイル、天皇賞(秋)、ジャパンカップと中央のG1を8勝。中央のG1を8つ勝った馬は、アーモンドアイが最初でした。2019年のドバイターフを足すとG1は9勝で、2018年のジャパンカップは2分20秒6で走っています。
産駒の中央G1 21勝を距離で分けると、1200mが4勝、1600mが4勝、2000m以上が11勝、ダートの1600mが2勝です。父が一度も走らなかった2000m以上で、半分を超える勝ちを挙げています。初年度の152頭からは、アーモンドアイのほかにステルヴィオ(2018年マイルチャンピオンシップ)とダノンスマッシュ(2021年高松宮記念)も出て、この世代だけでG1 10勝です。
中央に登録された産駒は1,345頭で、21頭の息子のうち最も多い数です。中央の産駒の獲得賞金で並べると、2020年から今年まで7年続けて2位です。上にいたのは2022年までがディープインパクト、2023年がドゥラメンテ、2024年からはキズナで、この数え方では1位になった年がありません。
キングカメハメハ、ロードカナロア、アーモンドアイの3頭は、そろって顕彰馬に選ばれています。父、子、孫の3代が顕彰馬というのは、ほかに例がありません。
30日の収支保障をうたう予想サイトを、登録から確かめた検証記事です。
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ドゥラメンテは2012年3月生まれ。母アドマイヤグルーヴ、母の父サンデーサイレンス、母の母がエアグルーヴです。2015年の皐月賞を3番人気、東京優駿を1番人気で勝ち、どちらもM.デムーロ騎手が乗りました。中央では8戦5勝でした。
種牡馬としては2018年生まれから2022年生まれまでの5世代しか残していません。2021年8月31日、急性大腸炎のため9歳で亡くなりました。
その5世代、671頭から中央のG1を15勝。勝ち馬は9頭です。2018年生まれのタイトルホルダーが菊花賞、天皇賞(春)、宝塚記念の3勝、2019年生まれのスターズオンアースが桜花賞と優駿牝馬。2020年生まれは116頭と小さな世代ですが、ここからリバティアイランド(阪神ジュベナイルフィリーズ、桜花賞、優駿牝馬、秋華賞)、ドゥレッツァ(菊花賞)、ドゥラエレーデ(ホープフルステークス)、シャンパンカラー(NHKマイルカップ)、ルガル(スプリンターズステークス)の5頭がG1を8勝しました。最後の2022年生まれからも、2025年の菊花賞をエネルジコが、天皇賞(秋)をマスカレードボールが勝っています。
2023年には中央の産駒の獲得賞金で1位になり、亡くなって2年後の首位でした。
ルーラーシップは、ドゥラメンテの叔父にあたります。母がエアグルーヴで、ドゥラメンテの母アドマイヤグルーヴとは母が同じです。2007年生まれで、中央に登録された産駒は1,178頭とロードカナロアに次ぐ数です。G1はキセキ(2017年菊花賞)、ドルチェモア(2022年朝日杯フューチュリティステークス)、ソウルラッシュ(2024年マイルチャンピオンシップ)、ヘデントール(2025年天皇賞(春))の4勝。自身は中央のG1に手が届かず、香港で一つ勝った馬が、父として4頭のG1馬を送り出しました。
キングカメハメハはサンデーサイレンスの血を持たない種牡馬の代表格です。その血を持たない種牡馬全体の中での立ち位置は非サンデー系種牡馬の記事に書いたので、ここで見たいのは息子たちの配合相手のほうです。
母の父、母の父の父、母の母の父のどれかにサンデーサイレンスがいる産駒の割合を数えると、キングカメハメハの息子たちの産駒は5,629頭のうち3,006頭、53.4%でした。本人の産駒も56.2%。ディープインパクトの息子たちの産駒では、同じ割合が9.7%です。
| 息子 | 中央に登録 | 母系にサンデーサイレンス | 割合 | G1馬 | うち母系にサンデーサイレンス |
|---|---|---|---|---|---|
| ルーラーシップ | 1,178頭 | 917頭 | 77.8% | 4頭 | 4頭 |
| ロードカナロア | 1,345頭 | 801頭 | 59.6% | 10頭 | 6頭 |
| リオンディーズ | 572頭 | 324頭 | 56.6% | 2頭 | 2頭 |
| ドゥラメンテ | 671頭 | 114頭 | 17.0% | 9頭 | 1頭 |
4頭で大きく違い、ルーラーシップは77.8%、ロードカナロアは59.6%で、この2頭は血統表の3代前までにサンデーサイレンスがいません。ドゥラメンテは17.0%にとどまります。自身の母の父がサンデーサイレンスなので、母の側にもその血が入る相手と組むと、産駒の血統表の3代以内に同じ名前が重なるからです。G1馬で見ても、ルーラーシップの4頭は4頭とも、ロードカナロアの10頭は6頭が母系にサンデーサイレンスを持ち、ドゥラメンテの9頭では母の父がディープインパクトのマスカレードボール1頭だけでした。
サンデーサイレンスが父方の3代前にいる馬に、母の父や母方の3代前にも同じ名前のある相手を付けると、産駒は1頭の祖先から25%から37.5%の血を受けます。ディープインパクトの息子たちは、母系にサンデーサイレンスを持つ相手を選ぶたびに、この重なりを引き受ける立場でした。もっとも、ここは数え方で割れるところで、ここでは血統表の3代前までしか見ていません。4代前で重なる配合は、この数字に入っていません。
中央に登録された馬全体では、母系にサンデーサイレンスを持つ馬がキングカメハメハの初年度産駒が生まれた2006年に10.0%、ロードカナロアの初年度産駒が生まれた2015年に33.9%、最も多い2019年生まれで38.9%です。数字の並びからは、配合相手が分かれ目だったように見えます。5頭に2頭ほどまで増えたその血を、ディープインパクトの息子たちは相手に選びにくく、ロードカナロアやルーラーシップは選べた。繁殖牝馬の質や種付けの頭数の違いは除けていません。この数字から言えるのは、差の一因、そこまでです。
父の父で数えた34勝と11勝の差は、もう1代さかのぼると消えます。2020年から2026年の中央G1を「父の父の父」で数えると、Kingmamboの系統とサンデーサイレンスの系統が35勝ずつで並びます。サンデーサイレンスの側はディープインパクトの11勝に、ブラックタイドの10勝、ステイゴールドの6勝、ハーツクライの5勝などを足した数で、Kingmamboの側はほぼキングカメハメハの34勝です。1頭の父から枝分かれした父系と、兄弟やいとこを束ねた父系で、35勝ずつです。
Q. キングカメハメハの後継種牡馬で最も実績があるのは?
ロードカナロアです。中央に登録された産駒は1,345頭で、2026年10月12日時点で中央のG1を21勝(10頭)しています。アーモンドアイの8勝を含みます。中央の産駒の獲得賞金で並べると、2020年から2026年まで(2026年は10月12日まで)7年続けて2位です。
Q. キングカメハメハ産駒の種牡馬は何頭いますか?
中央競馬に産駒が登録されている息子は、2026年10月12日時点で21頭です。産駒が重賞を勝ったのは11頭、G1を勝ったのはロードカナロア、ドゥラメンテ、ルーラーシップ、リオンディーズの4頭です。
Q. ドゥラメンテの産駒は何世代いますか?
2018年生まれから2022年生まれまでの5世代で、中央に登録された産駒は671頭です。ドゥラメンテは2021年8月に9歳で亡くなりました。5世代から中央のG1を15勝し、2023年には中央の産駒の獲得賞金で1位になっています。
Q. サートゥルナーリア産駒はG1を勝っていますか?
2勝しています。2025年の朝日杯フューチュリティステークスをカヴァレリッツォが、2026年のNHKマイルカップをロデオドライブが勝ちました。中央に登録された産駒は351頭、重賞は9勝です(2026年10月12日時点)。
Q. キングカメハメハ系とディープインパクト系では、どちらの父系が勝っていますか?
2020年から2026年10月12日までの中央G1を父の父で数えると、キングカメハメハが34勝で最も多く、ディープインパクトは11勝です。息子たちの産駒の通算でも43勝と11勝です。配合相手の母系にサンデーサイレンスを持つ産駒の割合が53.4%と9.7%と大きく違うことを、編集部は差の一因と見ています。
キングカメハメハの息子で、中央に産駒を送った種牡馬は21頭です。産駒がG1を勝ったのはロードカナロア、ドゥラメンテ、ルーラーシップ、リオンディーズの4頭で、勝ち数は合わせて43勝。ロードカナロアが21勝、ドゥラメンテが15勝で、この2頭で36勝です。孫のサートゥルナーリアの産駒も2勝していて、父系は4代目に届きました。
10日違いで亡くなったディープインパクトの息子たちは、同じ2020年からの7年で11勝でした。息子の頭数は47頭と21頭でディープインパクトのほうが多く、産駒が走り始めたのも同じ2014年生まれからでした。差の理由の一つに挙げたのは配合相手で、母系にサンデーサイレンスを持つ産駒がキングカメハメハの息子たちで53.4%、ディープインパクトの息子たちで9.7%です。
ロードカナロアは中央の産駒の賞金で2位の年が2020年から7年続き、ドゥラメンテは5世代だけで2023年の1位になりました。父の父の父まで数えると、Kingmamboの系統とサンデーサイレンスの系統は35勝で並びます。
キングカメハメハの血は、ひ孫の代から1番人気のG1馬を出しました。ドゥラメンテの15勝のうち最後の1勝は、2025年11月の天皇賞(秋)をマスカレードボールが1番人気で勝ったもので、父が亡くなって4年あとの勝ちでした。