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函館記念は10番人気ファウストラーゼンが波乱V 小林美駒が重賞制覇

後方一気の10番人気が頂点へ 人気上位が総崩れの夏の波乱劇


6月28日に函館競馬場の芝2000メートルで行われたサマー2000シリーズの一戦、第62回函館記念(GⅢ)は、小林美駒騎手が騎乗した10番人気のファウストラーゼン(牡4・須貝尚介厩舎)が後方から鋭く伸び、勝ちタイム1分57秒7で優勝しました。馬場は良、15頭立てのハンデ戦で、波乱傾向の強い夏の函館らしく人気薄が頂点に立つ結果となりました。

レースは武豊騎手のケイアイセナがハナを切り、ピースワンデュックが2番手で続く展開。ファウストラーゼンは中団より後ろでじっくりと脚をため、4コーナーから直線にかけて大外を回って進出すると、メンバー最速タイの上がり34秒5の決め手で一気に突き抜けました。後方からの差し脚がぴたりとはまり、人気を背負わなかった伏兵が古馬重賞を制しています。

2着には7番人気のケリフレッドアスク(牝4・北村友一騎手)が同じく後方から上がり34秒6で伸びて1/2馬身差まで迫り、3着には先行して粘り込んだ9番人気ピースワンデュック(牡5・佐々木大輔騎手)がアタマ差で続きました。上位3頭はいずれも2ケタ人気に近い伏兵で、決め手のある差し・先行勢が人気上位を飲み込む波乱決着でした。逃げた武豊騎手のケイアイセナ(牡7)も粘って4着に踏ん張っています。

一方、単勝1倍台に近い支持を集めた1番人気イガッチ(牡4・浜中俊騎手)は中団から伸びを欠いて6着。4番人気マジックサンズ(横山和生)は5着、3番人気エコロディノス(池添謙一)は9着、2番人気フィーリウス(丹内祐次)は13着と、人気上位が軒並み着外に沈みました。なお勝ったファウストラーゼンと5着マジックサンズはともに須貝尚介厩舎の管理馬で、人気を分け合った2頭出しのうち伏兵のほうが激走した格好です。

函館記念 払戻金

単勝21,400円(10番人気)
複勝2 / 10 / 3540円 / 410円 / 540円
枠連2-62,180円(11番人気)
ワイド2-10 / 2-3 / 3-103,420円 / 4,060円 / 2,240円
馬連2-1012,080円(49番人気)
馬単2→1020,220円(91番人気)
3連複2-3-1045,780円(180番人気)
3連単2→10→3326,840円(1241番人気)

勝ったファウストラーゼンにとっては、初めて手を合わせた小林美駒騎手とのコンビでの大駆けでした。前走から立て直されての一戦で、後方待機から末脚一閃の競馬がはまった形です。ゴール後にいったん審議のランプがともりましたが、着順に変更はなく優勝が確定。馬連で1万2080円、3連単は32万6840円と、波乱の函館記念らしい高配当となりました。デビュー4年目の小林美駒騎手が、夏の名物重賞で存在感を示した一戦です。

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