1番人気は15年連続で敗退、札幌記念はシェイクユアハートがレコードV
3番人気のシェイクユアハートが、札幌の芝2000メートルに新しい時計を刻みました。8月16日に札幌競馬場で行われた第62回札幌記念(GⅡ)は、15番シェイクユアハートが古川吉洋騎手を背に1分58秒2で優勝しています。2008年にタスカータソルテが記録した1分58秒6を0秒4更新するコースレコードで、JRAは着差欄にレコードと記載しました。
良馬場の札幌芝2000メートルを引っ張ったのは、8番人気のホウオウビスケッツでした。4コーナーまで先頭を譲らず、ラップは12秒4-10秒2-11秒6-12秒8-12秒4-11秒8-11秒9-11秒8-11秒9-11秒4と流れています。前半1000メートルは59秒4、レース全体の上がり3ハロンは35秒1でした。シェイクユアハートは8枠15番から後方12番手に構え、向正面で少しずつ順位を上げて3、4コーナーは8番手。直線ではメンバー最速の上がり34秒6を使い、6キロ減の450キロで抜け出しています。
父ハーツクライのシェイクユアハートは6歳で、これが重賞3勝目です。2025年12月の中日新聞杯(GⅢ)、2026年3月の金鯱賞(GⅡ)に続く勝利で、GⅡは2勝目。前走はGⅠ初挑戦となった6月の宝塚記念で、11番人気14着に敗れていました。鞍上の古川吉洋騎手とは16戦続けてコンビを組んでおり、中日新聞杯も金鯱賞も同じ組み合わせで挙げた勝利です。JRA通算成績は31戦7勝になりました。
古川吉洋騎手はスポーツ報知(馬トク)に「抜群の反応で抜群の伸び脚で、言うことないです」と手応えを語りました。管理する宮徹調教師は同メディアに「まさかこんなに強い勝ち方をするとは」と話し、次走に天皇賞(秋)を挙げています。放牧を挟み、それまでは使わない意向も示しました。古川吉洋騎手にとって札幌記念は初勝利で、JRA重賞は16勝目です。
5番人気のサクラファレルが、2馬身半差の2着に食い込みました。佐々木大輔騎手が6番手から徐々に位置を上げ、4コーナーでは2番手まで進出しています。走破時計の1分58秒6は、この日まで札幌の芝2000メートルの最速だった記録と並ぶものでした。前走のエプソムカップは1番人気で5着。重賞は今回が3度目の挑戦で、これまでの最高着順も5着でしたから、重賞での自己最高を更新しています。1馬身4分の1差の3着に入ったのは10番人気のレディネスです。重賞では弥生賞の8着が最高だった馬で、横山典弘騎手を背に重賞での自己最高着順を書き換えました。管理する昆貢調教師は同メディアに「まだ重賞も勝っていない馬だし、あそこまで健闘してくれたら十分です」と振り返っています。
1、2番人気はそろって馬券圏外に沈みました。1番人気のショウヘイは7着、2番人気のアドマイヤテラは9着に終わり、いずれも友道康夫厩舎の管理馬です。札幌記念で1番人気が勝ったのは2011年のトーセンジョーダンが最後で、以降は今年まで15年連続で敗れています。2016年から2025年までの10回でも1番人気は0勝、2着3回、3着3回にとどまりました。しかもその3着以内は2021年までで、2022年から今年まで5年続けて4着以下に沈んでいます。
払戻金
| 単勝 | 15 | 680円(3番人気) |
|---|---|---|
| 複勝 | 15 | 260円/8 320円/14 970円 |
| 枠連 | 4-8 | 690円 |
| 馬連 | 8-15 | 3,020円 |
| ワイド | 8-15 | 1,150円/14-15 4,320円/8-14 5,750円 |
| 馬単 | 15-8 | 5,920円 |
| 3連複 | 8-14-15 | 43,170円 |
| 3連単 | 15-8-14 | 197,490円 |
3連単の19万7490円は、3連単が発売された2004年以降の札幌記念23回で6番目に高い配当です。過去22回の中央値は2万1905円ですから、その約9倍にあたります。本賞金7000万円と付加賞112万円を加え、シェイクユアハートはサマー2000シリーズで12ポイントを獲得しました。シリーズは暫定1位に立ち、最終戦の新潟記念は8月30日に行われます。