柴田善臣騎手が引退会見、42年の騎手人生に区切り JRAアドバイザーとして競馬界に残る
柴田善臣騎手が2026年9月16日、美浦トレーニングセンターで引退会見を行いました。
まだ騎手を続けたい気持ちは残っていたものの、度重なるけがによる身体への負担が決断につながったと柴田騎手は明かしています。特に右肩の負傷から復帰を目指す過程では、以前手術した左肩の経験に加え、トレーニングを続ける中で別の部分にも痛みが出てきたといいます。長期間にわたって復帰だけを目指し続けるのではなく、このタイミングで区切りをつけることを選びました。
会見ではこれまで騎乗してきた馬たちについても振り返りました。思い出深い一頭に挙げたのがホクトヘリオスです。若手時代から調教にも携わり、馬を信頼して能力を引き出すことの大切さを教えてもらった存在だったと語っています。能力の高さが印象に残った馬としてキングヘイローの名を挙げ、成長を強く感じた馬としてジャスタウェイにも触れました。
ジョッキーという仕事については、人に夢を与えられる職業だという考えを示しました。42年に及ぶ騎手人生を振り返り、苦しい時期以上に楽しい時間が多く、周囲の支えがあったからこそ続けてこられたと感謝を口にしています。
今後はJRAアドバイザーとして競馬界に携わる予定です。若い騎手たちへ、自身が経験してきた時代の考え方も伝えながら現在の環境に合った形で力になりたいという意向を柴田騎手は明らかにしました。ジョッキーとしてのキャリアには区切りをつけますが、長年培ってきた経験は次の世代へと受け継がれていくことになります。